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SIMカードとは?格安スマホとは?格安の理由を解明!

格安の理由を解明!
ここ数年、突如として話題に上がった、

・格安SIMカード
・格安スマホ
・SIMフリースマホ(端末)

などの単語、どういったものなのかわかりますか?

「ドコモ・ソフトバンク・auなどの各キャリアより安い。」
となんとなくわかっても、実際のところどのくらい安いのか?
正直なところ正しく理解している方は少ないでしょう。

イオンやヨドバシカメラなど、
大手商業施設内で売られている格安SIMカードや格安スマホ、
・安いなら試してみたい
・ただ安全なものかわからない
とあと一歩が踏み出せない方は多いと思います。

そこで今回は、最近話題の格安SIMカードや格安スマホについてお話ししようと思います。
SIMカードの基本から各キャリアとの関係性に至るまでまとめています。
ぜひ、格安SIMカードや格安スマホを選ぶ際の参考にしてくださいね。
目次
1.SIMカードとは?
2.格安スマホとSIMフリーの違いとは?
3.なぜ安いの?
4.ドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリアとの関係
5.これからどうなる?格安スマホとSIMフリーの展望
6.まとめ

1.SIMカードとは?

そもそも、SIMカードについて理解されていない方が多いように感じます。
では、SIMカードとは一体何なのでしょうか?

携帯やスマホなどの端末で電話の契約をすると、みなさんには電話番号が割り振られます。SIMカードとは、それぞれの電話番号をID番号によって識別するための記録媒体です。
「SIMとは?」
各端末だけでも、機能として電波を発することはできています。
だた、このままでは誰の端末か識別できないので通信することはできません。

各端末にSIMカードが加わることで、誰の端末か識別できるようになります。
ここでやっと通信ができるということです。

「SIMカードと各端末はセット」ということを覚えておいてください。

そんなSIMカードですが、
・標準SIM:25mm×15mm
・microSIM:15mm×12mm
・nanoSIM:12.3mm×8.8mm

の3種類のSIMカードが存在します。

3種類のSIMカードの紹介

単純に大きさの違いです。


携帯はもちろん、スマホにはそれぞれSIMカードが必要だということはお分かりいただけたかと思います。
そして、各端末にはそれぞれ使用できるSIMカードの大きさが決まっています。
例えば、下記の表に記載しているスマホです。

機種が違えば使えるSIMカードの種類も異なります

同一のメーカーが販売している端末でも、
機種が違えば使えるSIMカードの種類も異なります。

ただ、最近の傾向では、
・AndroidスマホはmicroSIM
・iOSスマホはnanoSIM

であることが多いようです。
これから標準SIMはほとんど使われなくなるでしょう。

とにかくSIMカードを用意する際には、
必ず端末で使用できる大きさを確認するようにしてください。

ここでもう1点、注意することがあります。

それは端末が「SIMフリー」であるかどうかです。
これまでキャリアで販売されている端末には、
それぞれ契約キャリアの端末でしか使えないよう「SIMロック」がかけられていました。

例えば、ソフトバンクで購入したスマホでは、
同じくソフトバンクで契約したSIMカードしか使用できない、といったようにです。

SIMフリーとは、このSIMロックを解除するということ。
そして、SIMロックが解除されたものを「SIMフリー端末」と呼びます。

SIMフリーでは、サービスや価格などに合わせて、自由にキャリアを選ぶことができます。
端末を購入する際には、SIMフリー端末かどうかも重要なポイントです。

 

2.格安スマホとSIMフリーの違いとは?

先ほど、SIMフリーについて少し触れました。
そこで気になるのが、「格安スマホ」とは何なのか?

よく格安スマホとSIMフリーが混同されますが、
これにはまず、格安スマホ自体について理解する必要があります。

格安スマホとは、格安SIMを使用した端末のこと。
格安SIMさえ使用できれば、どの端末でも格安スマホと名乗れるわけなのです。

では格安スマホとSIMフリー(端末)の違いとは?
・格安スマホ:格安SIMと1つになった端末
・SIMフリー:大きささえ合えば、どこのキャリアのSIMカードでも使える端末

たったこれだけです。

格安スマホとSIMフリー(端末)の違いとは?

つまり、SIMフリー端末をお持ちなら、
格安SIMを購入してくればそれはもう「格安スマホ」になるのです。

ここで気になるのが、
・格安スマホ
・格安SIM

と「格安」が強調されていますがどれくらい格安なのかということです。

例として、一般的な「ベーシックプラン」で比較してみました。
一般的な「ベーシックプラン」で比較

これまでのSIMカード 格安SIMカード 通信速度
1,250円/月(税別) 645円/月(税別) 200kbps

※上記はあくまで一例です。

表を見ても分かる通り、
これまでのSIMカードと格安SIMでは、格安SIMの方が1/3〜1/2ほどの価格。
かなりお得な設定になっています。

価格的な面で言えば、
これまで通り各キャリアで端末を購入するよりも、
SIMフリー端末と格安SIMを用意して、「格安スマホ」にした方がいいように思えます。


では、そんな格安スマホ(格安SIM)の性能的なものはどうなのでしょう?
・価格的に安くても
・性能的に使えない

これではわざわざ格安スマホにする必要性が薄れてしまいます。

その点も格安スマホはみなさんの期待に十分応えてくれます。

格安スマホに使用される格安SIMを提供しているのは、
主に「MVNO事業者」と呼ばれる通信事業者です。
格安スマホでは、このMVNO事業者の通信サービスを使用することになります。

ただ、各MVNO事業者は独自に通信回線を所有していません。
ドコモやソフトバンク、auなど大手キャリアで余分に保有している回線を借りているだけなのです。
つまり、格安スマホだとしても、使用回線は大手キャリアと変わらないということです。

「格安スマホ=端末+格安SIM」という構図はご理解いただけましたか?
SIMフリー端末があれば、格安SIMを自由に選べるというのも大きなメリットですね。

3.なぜ安いの?

「格安スマホは価格が安く、性能もそれほど悪くない」
ということでしたが、ではなぜ安くサービスを提供できているのでしょうか?

1.設備投資があまり掛からない
2.通信速度が落ちる
3.サポート体制の手厚さ


1.設備投資があまり掛からない

先述した通り、格安スマホで提供される通信回線は、
MVNO事業者がソフトバンクやauなど大手キャリアから借りているものです。

つまり、
・通信回線に対しての設備
・設備に対してのメンテナンス

などいわゆる「設備投資」がほとんど掛かりません。

もちろん、
MVNO事業者は大手キャリアに対して通信回線ごとのレンタル料を支払っています。
たったそれだけです。

通信回線を全国に張り巡らせるためには、
当然、全国各所に中継基地を建設する必要があります。
そこにかかる膨大なコストを考えると、レンタル料は微々たるものです。

この「設備投資」がほとんど掛からないことで、格安スマホはその安さを保つことができています。


2.通信速度が落ちる
格安スマホは、基本的な性能面では
ソフトバンクやauなどの大手キャリアのものとさほど差はありません。

ただ、MVNO事業者が大手キャリアから借りている回線数は限られています。
1回線ごとの通信速度は同じでも、回線全体での性能に差が出るということです。

「道路」をイメージしてみてください。

格安スマホのイメージ
1車線の幅は同じだとします。
1車線と3車線、どちらの方が渋滞しやすいですか?
当然、1車線しかない道路の方が渋滞はしやすくなります。
現状、格安スマホは利用者が増えればふえるほどに、
通信速度的には大手キャリアと比べて遅く感じてしまう可能性があります。

この結果的に生まれてしまう「通信速度の差」。
これも格安スマホの価格が安い理由の1つです。


3.サポート体制の手厚さ
みなさんに質問です。
MVNO事業者とソフトバンクやauなどの大手キャリア、
どちらの方が企業として大きいと思いますか?

一般的に、通信事業者として考えるなら、
MVNO事業者よりも大手キャリアの方が大きな企業と言えます。

そして、企業としての大きさはそのまま働いている人員の数にも繋がります。

人員の数は、サポート体制の差、
・電話窓口(カスタマーサポート)
・店舗窓口(販売スタッフ)

などです。

大手キャリアでは、人員の数に合わせてより手厚い対応を取ることができます。
MVNO事業者には、大手キャリアほど手厚い対応は期待できません。

「人員の数=人件費」とも取れます。
このサポート体制の差(人件費)もまた、格安スマホが安さに直結しているのです。

なぜ格安スマホが安いのかはご理解頂けましたか?

ここで出てくる不安として、
・速度が遅いのはちょっと
・サポートが少ないのはちょっと

ということだと思います。

確かに、格安スマホは大手キャリアに比べれば遅く感じられるかもしれません。
ただ、それもあくまで体感的なもの。
明らかに遅いと感じるほどの差はないので安心してください。

また、サポートが少ないことについてですが、
確かにいざというときにサポートが少ないという不安はあります。
ただみなさん、大手キャリアのサポートを活用されたことはありますか?
あまり活用されていない方にとって、サポートの差もまた特に気にするほどではないでしょう。

 

4.ドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリアとの関係

速度やサポートに対して、ドコモ・au・ソフトバンクなど
大手キャリアと比べて、多少なりとも目劣りするのが格安スマホや格安SIMカード。

それでも、格安スマホや格安SIMカードが断然低価格です。

低価格競争が進む現在、
ドコモ・au・ソフトバンクなどの大手キャリアとMVNO事業者、
このままではMVNO事業者に軍配が上がりそうです。

では、両者の関係についてもう少し詳しく見ていきましょう。

先述した通り、
MVNO事業者は大手キャリアの通信回線を借りています。
レンタル料とは、いわゆる通信回線の「貸し出し料金」と呼ばれるもの。

この貸し出し料金は、格安スマホ(格安SIMカード)を利用する際、
通信回線で使用されるパケットの総量によって決められています。
つまり、利用者がパケットを多く使用すればするほど高くなる仕組みです。

ただここでポイントが1つ。

利用者が使用しなければ、
MVNO事業者にかかる貸し出し料金は限りなく少なくなるということ。
本来であれば多額の設備投資が必要となる中継施設に対して、
必要なときに必要な分だけの料金を支払えばいいだけなのです。

ドコモ・au・ソフトバンクにとって、
余っている回線の有効活用にもなるのがMVNO事業者。

ただ、MVNO事業者の利用者が増えすぎれば、
・利益の減少
・回線の圧迫

などにも繋がります。

まさに、ドコモ・au・ソフトバンクなどの大手キャリアはジレンマの中にいると言えます。

 

5.これからどうなる?格安スマホとSIMフリーの展望

ドコモ・au・ソフトバンクとMVNO事業者の関係を見てみると、
どうしても大手キャリア側の方が不利なように感じるかもしれません。

2016年7月時点、

・スマホの普及率は65%
・格安SIMカードの普及率は8.9%

格安SIMカード、つまりは格安スマホの普及率は年々増えてはいますが、
スマホ自体の普及率に比べるとまだまだ少ない印象を受けます。

スマホ自体の普及率

格安スマホが全体の1割ほどと、
未だに伸び悩んでいる原因はどこにあるのでしょうか?
1.安心感
2.サービス面
3.2年縛り


1.安心感
格安スマホが大手キャリアに比べて伸び悩んでいる原因の1つとして、
やはり「ブランド力の低さ=安心感のなさ」が浮き彫りになっているからと言えます。

・突然登場したA社というMVNO事業者
・有名CMでおなじみのソフトバンク

第一印象として、みなさんはどちらに安心感を抱きますか?

おそらく有名CMでもおなじみのソフトバンクでしょう。
これこそ、大手キャリアが長年積み重ねてきた「安心」という強みです。

格安スマホや格安SIMカードで使用されている通話回線は大手キャリアと同じ。
中身さえ知ってしまえば、両者にそれほど違いを感じなくなると思います。

それでも、格安スマホや格安SIMカードの普及には、
大手キャリアと同じように時間をかけて「安心感」を積み重ねる必要があるのでしょう。


2.サービス面
通信速度ということで見るなら、
それほど差を感じないのが格安スマホや格安SIMカードです。

ただ、それを知らない消費者からすると、
実際に使用した経験がないのですから実感がありません。
「格安スマホって遅いんでしょ?」となるわけです。

先ほどの安心感にも繋がりますが、
大手キャリアの方がどうしても手厚いサービスを展開できます。
今までの環境に慣れた消費者からすると、MVNO事業者のサービスは心もとなく映るのも仕方がないですよね。


3.2年縛り
また、大手キャリアには「2年縛り」のようなルールが存在しています。
契約期間が2年以内であれば、解約金が必要というものです。

格安スマホや格安SIMカードが登場してからまだ数年。
ドコモ・au・ソフトバンクと契約してから2年経っていない人も多くいます。
「解約金を支払うほどの魅力がない」という理由から、
まだMVNO事業者への乗り換えを検討していない人も多いでしょう。

 

6.まとめ

いかがでしたか?
今回は、SIMカードや格安スマホについてまとめてみました。
格安スマホや格安SIMカードがなぜ安いのかご理解いただけたなら幸いです。

まだまだ普及率で言えば、
ドコモ・au・ソフトバンクなどの大手キャリアに劣るのがMVNO事業者。
それでも、大手キャリアにはない「安さ」というメリットは大きいと思います。

また、
最近ではSIMフリー端末も少しずつではありますが普及しています。

私たちは、自分で選択することができます。
それはSIMカードや端末についても同様です。

ぜひ格安スマホや格安SIMカードについても、選択肢の1つに加えてみてくださいね。

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